アシドが3周年を迎えました。
2025.08.27
こんにちは。川野です。
アシドのオーナーをやってます。
本日2025年8月27日に大分のeスポーツ体験施設アシド / WASDは3周年を迎えました。
体感的にはあっという間でした。
いやー、よく働きました。
働きすぎて振り返ることもなかったので、この機会に少しだけ。
3年前はちょうど新型コロナウイルス感染拡大の真っ只中。
生活様式や社会環境など日常生活は大きく変化した時期です。
企業活動においてはリモートワークが推奨され「効率」や「成果」がより重視されるようになりました。
そのような中でも、私は『アソビ』『リアル』『楽しさ』を提供できるサービスを実現したくてeスポーツ事業に挑戦。
「アシド / WASD」を通じて新たな人流やコミュニティが生まれ、そして「ゲームの楽しさを共有したい」という想いから開設しました。
👉 開設時の想いはこちら
https://blog.triana.jp/?p=13789
正直に言うと、eスポーツ施設の運営は決して楽ではありません。
設備投資、運営資金、そのほか多くの費用…。ほんとに、めっちゃかかります。笑
さらに最新のPCやソフトは次々と出るので、常に追われているような感覚。
eスポーツ施設を運営している人はみんな仲間な気がします。
しかも都市部と違い、大分には参考になる施設がなく、完全に手探り。
「需要がないから誰もやってないのでは…」と不安になることもありました。
開設してからも、満席になることは少なく悪戦苦闘の連続。
スタッフと一緒にいろんな企画を考えては失敗し、お客さんに意見を聞いては方向性に迷う。
そんな日々が続きました。
ゲームには開発・保有・管理する会社(IPホルダー)もあるので、勝手なことは当然できない。
「開発者が想いを込めてつくったタイトルを、勝手にお金儲けに使うことはできない」
オープンから1年くらいは、とても縛られているように感じていました。
ただ、そこは継続は力なり。
運営会社である株式会社トリアナ(現在18期)を経営する中で学んだのは、ゆるやかでも少しずつ成長していくこと。
ベンチャー気質ではないけれど、目の前のお客さんを楽しませることに集中しよう。
そう考え直してから、少しずつ変わってきました。
今は『家でもできるゲームを、わざわざアシドに来て遊んでくれる人』がいる。
一緒にプレイしたいお客さんがいれば、仕事終わりに練習もしました。
お客さんの情報をまとめ、次回来店時に話題に出すようにもしました。
スタッフ皆がそうすることで、少しずつお客さんが増え、イベントも開催できるように。
こうした取り組みを通じて、開設当初の目的だった『人流とコミュニティを生む』ことが実現できたと思います。
そして何より、多くの素晴らしい人たちと出会うことができました。
今日3周年を迎えて、シンプルにこう思います。
「アシドを開設してよかった」と。
eスポーツの認知は、まだまだ世間的に高いとは言えません。
でも、それでいいと思っています。
eスポーツには――
ジェンダーレス、エイジレス、ハンディキャップレス。
さらに人材育成、地方創生、経済効果を超えた社会的意義。
素晴らしさを挙げればキリがありません。
もちろん行政や社会課題とつなげて活用する事例も多くありますし、それで認知や売上が伸びるのも理解しています。
だってeスポーツだけで売上をあげるって大変だもの。
でも私は、そこに強く関わるつもりはありません。
アシドのミッションは『熱狂を生む』
アシドのビジョンは『かっこいいeスポーツを魅せる』
地方であっても規模が小さくても、妥協せずにそこに向き合っていきます。
最高のスタッフと一緒に迎える4年目のアシドをこれからもよろしくお願いいたします!